下に書いたロストインタイムのロストアンドファウンドについてのインタビュー読んでなるほどと思った

──このアルバムには「いつまでたっても分かり合えないじゃないか」とか「もう会えなくてもいい このままサヨナラでもいい」のような、あきらめを匂わせる歌詞も少なくないですが、これは文字どおりの意味に受け取ってもいいんでしょうか。


いや、やっぱ常にどっかで天の邪鬼なとこがあって。「会えなくてもいい」ってのは会いたい裏返しだし、「分かり合えない」って思うのはわかり合いたいっていう裏返しだし。わかり合おうよって言うのは簡単だけど、そう考えて、本気でぶつかり合って、なんでこんなにわかり合えねえんだろうって腹が立ってるときのほうが、わかり合いたいっていう欲求は強いんだと思うんです。


──なるほど。


だから喜怒哀楽でいう怒の部分ですよね。でもそれを「腹立ってんすよ!」「憤ってんすよ!」って言い方で言うと、みんな耳ふさいじゃうんだなっていうのはすごくわかるようになった。デモ行進とかでも「ナントカしろー!」ってあんなでっかい声で言われたら聞く気を失くすし、その中の人たちは一生懸命かもしれないけど、結局その声は誰にも届かなくなっちゃう気がして。